「Amazonギフト券をもらったけど、ネットショッピングは楽天しか使わないしどうしよう…。」こんな経験ありませんか?Amazonギフト券はAmazonユーザーには大変喜ばれるプレゼントですが、そうでない方は貰ったところで使い道がなく、どうしても持て余してしまいますよね。
少額なら誰かに譲るものありですが、そうするには惜しい金額の場合には「現金に換える」という方法もあります。では、どうすれば一番お得にAmazonギフト券を換金できるのか?今回はこのテーマについてまとめてみました。
この記事の目次
Amazonギフト券とは、日本最大級のECサイト「Amazon.co.jp」で販売されているほぼすべての商品の購入に利用できる電子ギフト券です。Amazonで購入できる商品数はなんと2億種以上もあるため、どなたにプレゼントしても何かしら欲しいものが見つかるはずです。
デジタルタイプのAmazonギフト券は、支払い完了から5分程度で相手に届けることができるため「今日が誕生日なのを忘れていた!」といった場合などにも重宝します。また、Amazonギフト券を使えばクレジットカードがなくともネット上で支払いが可能になるため、中高生のお子様へのプレゼントにもいいですね。
Amazonギフト券の有効期限は、2017年4月24日以降の発行分から一律10年になりました。これはどこで購入したどのタイプのAmazonギフト券でも同じです。従来の1~3年という有効期限から大幅に延長されたことでAmazonギフト券の利便性はさらに向上しています。
2017年4月23日以前に発行されたAmazonギフト券の有効期限は券種によって異なります。それぞれの有効期限は下記の通り。
<発行から1年間>
・Amazon.co.jpで購入したすべての券種
・コンビニなどの店頭で購入したプラスチックカードタイプのもの
・Amazon以外の法人から利用者に配布または販売されるオンデマンドタイプのもの
<発行から2年間>
・法人向けAmazonギフト券のうち、オンデマンドタイプを除くもの
<発行から3年間>
・コンビニなどに設置された端末で購入できるシートタイプのもの
Amazonギフト券のほとんどは、受け取った際のEメールやギフト券本体に有効期限が記載されていますが、なかには記載がないAmazonギフト券もあります。その場合は、Amazonのカスタマーサービス(0120-999-373)に電話して有効期限を調べてもらいましょう。
Amazonギフト券にはプレゼントする相手や使いみちに合わせた様々なタイプが用意されています。その多くはAmazon内でしか購入できませんが、カードタイプなどの一部のギフト券はコンビニ店頭や家電量販店などでも購入できます。
Amazonで購入できるギフト券のタイプは大きく分けて2つ。注文後すぐにギフト券のデータがEメールで届くデジタルタイプと、注文当日~5日程度でケースに入ったカードタイプのギフト券が郵送される配送タイプです。
前者は注文から5分程度でギフト券のデータが届き、そのまますぐに使えます。電子ギフト券ならではの利便性ですね。また、後者はお急ぎ便なら最短当日、通常配送なら2・3日程度で商品が手元に届きます。「メールだけでは味気ない」と考える方にはこちらがオススメです。
デジタルタイプには、Eメールタイプ・印刷タイプ・チャージタイプがあり、配送タイプには、ボックスタイプ・グリーティングカードタイプ・封筒タイプ・マルチパックがあります。それぞれの特徴を以下で簡単に紹介します。
注文時に指定したメールアドレス宛に、Eメールで送付するタイプ。額面は15円~500,000円の間で任意に設定することができます。また、ギフト券の予約送信にも対応しているため、最長1年先までの好きな日にちを指定して送信することも可能です。
Eメールタイプのデザインは全部で58種類(2017年10月2日時点)。スタンダードなイラストが38種類、アニメーションが17種類、自分で好きな画像をアップロードできるタイプが3種類用意されています。売れ筋ランキングを見ると、やはり一番シンプルなデザインが好まれるようですが、アニメーションもなかなかいいですね。
PDF形式のギフト券をダウンロードして自分で印刷するタイプ。額面は15円~500,000万円の間で任意に設定することができます。「今日中に相手にプレゼントしたいけどメールで送るのは嫌だ!」という場合に最適なギフト券。
印刷タイプのデザインは全部で34種類。すべてスタンダードなイラストのデザインです。
チャージタイプは誰かにプレゼントするのではなく、自分のAmazonアカウントに直接ギフト券残高を追加するもの。支払方法によって一度にチャージできる金額の上限が異なります。
電子マネー払いなら、Suicaが「2万円」EdyとJCB PREMOが「5万円」まで。ATMから支払う際は、現金なら「10万円」まででキャッシュカードは金融機関による。コンビニ払いは「30万円」まで。クレジットカード払いは「50万円」までとなっています。
クレジットカード・電子マネー以外の支払い手段でチャージタイプを注文すると、通常会員なら最大2.0%・プライム会員なら最大2.5%のAmazonポイントがもらえます。プライム会員なら100,000円のチャージで2,500円分のポイントをもらえるので、絶対にこの方法を利用すべきです。
また、指定した頻度やギフト券残高になった場合に自動的にチャージを行う「オートチャージ」という機能もあります。こちらはクレジットカード払いしか利用できずAmazonポイントが付与されないため、利用するメリットは特にありません。
カードタイプのAmazonギフト券にグリーティングカードと化粧封筒が付いたタイプ。額面は1,000円・2,000円・3,000円・5,000円・10,000円・20,000円・30,000円・50,000円のいずれかを選択できます。
グリーティングカードタイプのデザインは全部で17種類。Amazonから直接相手に配送できるほか、一度自宅に届けてメッセージを記入してから相手に渡すこともできます。
カードタイプのAmazonギフト券にギフトボックスが付いたタイプ。額面は5,000円・10,000円・30,000円・50,000円のいずれかを選択できます。
ボックスタイプのデザインは全部で8種類。スタンダードなものから思わずクスッと笑みがこぼれるものまで揃っています。特にAmazonの段ボールを模したデザインは秀逸ですね。個人的に欲しくなりました。
カードタイプのAmazonギフト券に紙の封筒が付いたタイプ。額面は3,000円・5,000円・10,000円・30,000円・50,000円のいずれかを選択できます。
封筒タイプのデザインは全部で6種類。ベイビーのデザインがかわいらしくていいですね。友人の出産祝いに現金を渡すと味気ない印象を与えてしまうこともありますが、これなら喜んでもらえるのではないでしょうか。
カードタイプかグリーティングカードタイプのAmazonギフト券が10枚組になったもの。額面は「2,000円×10」「3,000円×10」「5,000円×10」の3パターンの中から選択します。
マルチパックのデザインはグリーティングカードあり・なしの2種類しかありません。「別なデザインにしたい」という方は、グリーティングカードタイプの中から好きなデザインを選んで必要な枚数分購入してください。送料無料で料金も同じなのでマルチパックを買うのとなにも変わりません。
コンビニなどでラックに掛けて販売されているプラスチックカードタイプもの。額面は販売店によって取扱いが異なりますが、3,000円・5,000円・10,000円・20,000円・バリアブル(1,500円~50,000円の間で1円単位で額面を指定)の5種類があります。
デザインは基本的にはAmazonのロゴだけが描かれたベーシックなものです。コンビニに行く度に目にするので皆さんご存知ですよね。
カードタイプの取扱店には、セブンイレブンなどのコンビニ各社のほか、ケーズデンキやエディオンなどの家電量販店、サンドラッグやツルハドラッグなどのドラッグストアがあります。
最近、ギフトボックス付きのAmazonギフト券を取り扱う店舗も増えてきています。額面は3,000円~50,000円の間で1円単位で指定できます。バリアブルカードと同じですね。
ボックスのデザインはAmazonの段ボールをイメージしたもので、中に入れるギフトカードのデザインは、リボンの付いた汎用的なものと誕生日プレゼントをイメージしたものの2種類です。
▼シートタイプ
コンビニに設置されたマルチメディア端末から発行されるシートタイプのAmazonギフト券です。額面は販売店によって異なりますが、2,000円・3,000円・5,000円・10,000円・20,000円・25,000円の6種類があります。
セブンイレブン・ファミリーマート・サークルケーサンクス・ローソン・ミニストップ・セイコーマート・デイリーヤマザキ・ワンダーグーで購入できます。シートタイプの購入方法は少々複雑なので、Amazon公式の説明を参考にして下さい。
Amazonギフト券を換金する方法は大きく分けて2つ。専門の業者に買い取ってもらうか、電子ギフト券の個人間売買サイトで売却するかです。
以前はメルカリなどのフリマアプリでも取引されていましたが、2017年4月頃に騒ぎになった現金出品の影響で、現在はどのサイトでも金券類の出品は厳しく規制されています。唯一ヤフオクだけは何の規制もなく出品できますが、落札手数料が高く時間も手間もかかるためAmazonギフト券の換金には使えません。
では、買取業者と個人間売買サイトのどちらを利用した方がよりお得に換金できるのか?
以下より詳しく解説していきます。
手間ひまかけずに換金したいのならAmazonギフト券の買取業者がオススメです。申し込みから買取代金の入金まで、すべての取り引きがネット上で完結するので、その場にいながら短時間でAmazonギフト券を現金に換えることができます。
「そんな業者が本当にいるの?」と疑問に思う方はGoogleなどで検索してみてください。買取業者のウェブサイトがいくらでも見つかります。ただし、ほとんどの業者は相場を大幅に下回る価格で買取を行っており、使える業者はほんの一握りしかありません。
使える業者か否かを見分ける方法はとても簡単。それは、申し込みをする前に「振り込まれる金額はいくらになるか?」をメールなどの証拠が残る形で問い合わせること。はっきりと金額を記載したメールが返ってくれば使える業者、返信がなかったり買取率だけ記載したメールが返ってきたら99%黒です。
くれぐれもウェブサイトに表示されている買取率や電話で告げられた振込金額を鵜呑みにしないように。証拠が残らないなら平気でウソをつくのが詐欺業者です。
とまあ、少々おどかすような書き方をしましたが、使える業者もちゃんといるので後ほど紹介していきます。
基本的に買取業者との取引はすべてウェブ上で行います。店頭買取に対応している業者も一部存在しますが、そのほとんどが店舗型のクレジットカード現金化も同時に行っている業者。いわゆる「カードでお金」ってやつですね。基本的にオンライン限定の業者よりも買取価格は安いです。
▼買取業者との取引の流れ
【1】業者のウェブサイトから買取の申し込み
【2】買取業者から申込受付の確認メールが届く
【3】本人確認書類の画像をメールなどで送信
【4】買取を希望するAmazonギフト券をメールなどで送信
【5】買取業者がAmazonギフト券の有効性(使えるものかどうか)を確認
【6】問題なければ買取代金が振り込まれる
買取業者を利用するためには本人確認書類の提出が必要です。利用者からすれば非常に煩わしい作業であり、これがあるから買取業者は利用しないという方も少なくありません。にもかかわらず、買取業者が本人確認書類の提出を必須としているのはなぜでしょうか?
古物営業法で定められているため?
本人確認が必要な理由を「古物営業法で決まっているから」と説明する業者もいます。
古物営業法第15条(確認及び申告)古物商は、古物を買い受け、若しくは交換し、又は売却若しくは交換の委託を受けようとするときは、相手方の真偽を確認するため、次の各号のいずれかに掲げる措置をとらなければならない。
古物営業法第15条
しかし、多くの場合、この説明は利用者向けの建前です。Amazonギフト券はただのデータ(無体物)であり、物(有体物)ではないため、古物営業法は適用されません。
「なぜ本人確認書類が必要なんですか?」という問い合わせに対し、その理由を延々と説明するよりも、「法律で決まってるので。」と言ってしまったほうが楽ですよね。なので、適用外であることを知っていながら、あえて古物営業法を持ち出しているのです。
まあ、なかには本当にそう思っている業者もいるかもしれませんが。
不正に入手したAmazonギフト券の買取を防ぐため
スパムメールを利用した架空請求などは昔からよくある手口ですが、数年前からその料金をAmazonギフト券で支払わせるケースが増えています。国民生活センターが注意喚起を行っているほか、消費者庁も具体的な事例についての情報を公開しています。
このような状況を受け、Amazonも利用者への注意喚起を行うとともに、不正ギフト券のロック(凍結処理)および無効化処理を順次行っています。
さて、このような不正ギフト券を詐欺師自身が使うことはありません。ギフト券番号から簡単に足がついてしまうので。ではどうするのかというと、個人間売買サイトの利用者や買取業者に押しつけて現金に換えています。
いつAmazonに無効化されるかわからないようなギフト券など買取りたくないですよね。買取業者が本人確認書類の提出を求める理由は、このような詐欺師の利用を防ぐためです。
Amazonギフト券送信後に「やっぱりやめた」となるケースはあまりないと思いますが、念のため言っておくと、この段階でのキャンセルを受け付けてくれる業者はまずありません。
買取業者は、利用者から送られてきたギフト券の到着を確認すると、間髪いれずにそのギフト券が使えるものかどうかの確認作業に移ります。そして、これがキャンセルを不可能にしている原因です。
有効確認を行ったギフト券は再利用できない
Amazonギフト券(ギフトコード)は16~17桁の英数字の羅列であり、それが本当に使えるものかどうかは見た目では判断できません。そのため、利用者に買取代金を支払う前に、そのギフト券の有効性を確認する作業が必要になります。
この確認作業は「Amazonアカウントに追加してみる」という方法で行われます。その結果、残高の追加が確認できれば有効なギフト券、エラーが出れば無効なギフト券です。これ以外にAmazonギフト券の有効性を確認する方法はありません。
そして、一度アカウントに追加したギフト券を元の状態に戻すことはできないため、確認作業が完了してしまえば、利用者からのキャンセルに応じることは物理的に不可能になります。
「いつまでたっても買取代金が振り込まれない…。」買取業者を利用したことがある方ならこんな経験ありますよね。ギフト券の確認作業など数分で終わるはずなのに、どうして振込までに何時間も待たされることがあるのでしょうか?
この理由は、ズバリ第三者にギフト券が売れないからです。
買取業者は自身のAmazonアカウントでギフト券の有効確認を行うことはありません(自社で消費する業者は除く)。転売できなくなってしまうので。なので、買取業者は利用者から届いたギフト券をそのまま売買サイトに出品し、そこで購入した第三者にギフト券の有効確認をさせています。
この購入者が自分のアカウントにギフト券を追加し、問題なければ売買サイトから買取業者に代金が支払われ、その後、買取業者から利用者に買取代金が振り込まれます。つまり、第三者にギフト券が売れない限り、利用者に代金が振り込まれることはないのです。
販売価格を高く設定している
後ほど説明しますが、売買サイトに出品するギフト券の価格は出品者が設定します。早く売りたければ相場よりも安くし、時間がかかっても構わないのであれば相場よりも高くするといった具合です。
出品したAmazonギフト券が売れるまでの時間は、相場程度の価格なら2時間以内、相場よりも若干安ければ30分程度ってところですかね。もし、ギフト券が売れる(利用者に振り込まれる)までに何時間もかかるのであれば、そのギフト券は間違いなく相場よりも高い価格で出品されています。
つまり、買取代金の振込が遅い業者は、自分の利益だけしか考えず、その間待たされている利用者のことなど何も考えていないということです。現在、このような業者を利用している方は別の業者に乗り換えたほうがいいですよ。
管理人がオススメできる買取業者は「ギフトグレース」「金券買取EX」などです。いずれも買取価格は申し分なく、サイトに記載のない手数料などを差し引かれることもありません。
どの業者を選んでも問題ありませんが、振込までのスピードならギフトグレース、安定した買取率を重視するなら金券買取EX、夜間の利用が多いなら買取ボブですね。以下に、それぞれのメリットデメリットを簡単にまとめましたので、お好みの買取業者を選んでください。
ギフトグレースは、家電製品などの通信販売を行っているノア商社が運営しています。自社のAmazonアカウントでギフト券の有効確認をするため、他の業者よりも買取代金の振込が速いのが特徴。混み具合にもよりますが、ギフト券送信後10分前後で振込まで完了するはずです。
2017年9月の買取率は最低が85%、最高が92%でした。2017年の前半までは、新規の買取率が94%まで上がることもありましたが、ここしばらくは92%がMAXですね。なお、ノア商社はベテルギフトという電子ギフト券の売買サイトも運営しています。
詳しい情報についてはこちらにまとめています。口コミもできるので利用経験のある方はぜひ書き込んでください。
<ギフトグレースのメリット>
・自社アカウントでギフト券の有効確認をするため買取代金の振込が早い
<ギフトグレースのデメリット>
・初回利用時に会員登録が必要
・営業時間が10:00~19:00と短く日曜は休み
商品券の買取や株主優待券の買取も手掛ける株式会社DAYNEEDSが運営するのが金券買取EX。利用者から買い取ったAmazonギフト券は、同じく自社が運営するギフト券売買サイトの「Giftissue(ギフティッシュ)」で転売しています。
自社サイトとはいえ、タイミングによってはなかなか売れず、買取代金の振込までにかなりの時間を要することも。ウェブサイトにも入金までの目安時間は2時間~4時間と記載されています。買取価格は高いものの、振込までの時間が読めないので急ぎの時にはちょっと使えない業者です。
2017年9月の買取率は最低が86%、最高が92%。その他の情報についてはこちらでまとめています。
<金券買取EXのメリット>
・買取率は業界1、2位を争うレベル
<金券買取EXのデメリット>
・買取代金の振込までにかかる時間が読めない
・夜間(19:00~21:00)は買取率が下がる
買取業者を選ぶ上で最低限知っておくべき条件についてまとめました。それぞれの買取率は、2017年9月1日~9月30日の間の買取実績に基づくものです。
比較項目 | ギフトグレース | 金券買取EX | 買取ボブ |
---|---|---|---|
新規買取率 | 91~92% | 90~92% | 90~92% |
リピーター買取率 | 85~90.5% | 86~90% | 83~90% |
30万円以上 | 87~91% | 88.5~91% | 86~91% |
50万円以上 | 88~92% | 89~92% | 87~92% |
買取下限 | 1,000円 | 1,000円 | 3,000円 |
買取上限 | 1,000万円 | 500万円 | 数百万円 |
振込スピード | 早い | 遅め | 遅め |
振込時間の目安 | 20分程度 | 1時間程度 | 1時間程度 |
振込手数料 | 0~370円 | 0~324円 | 無料 |
営業時間 | 10時~19時 | 9時~19時 | 24時間 |
定休日 | 日曜日 | なし | なし |
さて、ウェブ上にはAmazonギフト券の買取業者が多数存在しますが、アクセスチケットや大黒屋のような金券ショップでは、基本的にAmazonギフト券を取り扱っていません。
ウェブ上では毎日数千万円もの売買が行われているため、金券ショップでも間違いなく需要はあるはずです。にもかかわらず、なぜ金券ショップではAmazonギフト券を取り扱わないのでしょうか?
使えるかどうかが見た目で判断できないため
上でも述べましたが、Amazonギフト券は実際にアカウントに追加してみなければ使えるものか否か判断できません。そして、一度アカウントに追加したギフト券を元の状態に戻すことはできないため、有効確認を行うとAmazonギフト券としての商品価値はなくなってしまいます。
となると、もし金券ショップで取り扱うとしたら、使えない可能性のあるギフト券を買取って、有効確認をしないまま店頭で販売する以外に方法はないですよね。これでは購入者から「ギフト券が使えなかった」とのクレームがあっても、売りにきた方と購入した方のどちらが嘘をついているのかわかりません。
「00」クオカードや図書カードNEXTと同じような理由ですね。使えるものかどうかが見た目で判断できない商品は金券ショップでは取り扱うことができないのです。
さて、上のような理由から、ほとんどの金券ショップはAmazonギフト券を取り扱っていませんが、なかには例外もあります。買取率や販売価格からは利用するメリットがまったく感じられませんが、「店頭取引じゃないと不安」という方もいるかもしれませんので一応紹介しておきます。
▼アイギフト
http://igift.cside.com/syouhinkenkaitori.html#amazon
【買取率】85%~(ギフト券タイプにより異なる)
【条件など】購入時のレシートが必要
▼アルファロータリー
https://alpharotary.com/
【買取率】85%~
【条件など】特になし。ギフト券番号のみでも買取可。
多少の手間ひまをかけてもお得に換金したいという方は、電子ギフト券の売買サイトがオススメ。換金にかかる時間は読めないものの、自分の好きな価格で売りに出せるので、買取業者を利用するよりも確実に高く売ることができます。
ただし、売却代金のすべてが出品者の手に渡る訳ではなく、そのうちの数%は販売手数料として売買サイトに徴収され、さらに売却代金の出金時にも別途手数料がかかります。これを考えずに販売価格を決めてしまうと、最終的な手取り金額は買取業者を利用するより少なくなってしまったなんてことにもなりかねません。
とはいえ、この点だけ注意すれば売買サイトの利用はさほど難しくないので、時間に余裕のある方は売買サイトを試してみるのもありかと思います。
利用方法は至ってシンプル。電子ギフト券を売りたい方が販売価格を決めて出品し、買いたい方は出品一覧から欲しいギフト券を選んで購入するだけです。ネットオークションのような入札制度もなく、フリマアプリのような値段交渉もありません。
また、ギフト券を買いたい方は、あらかじめ売買サイトに購入代金をチャージした上で商品を選んでいるため、売却代金は取引成立後すぐに売買サイトから出品者(のアカウント)に支払われます。「振込がなかったらどうしよう…」といった不安がないのも大きなメリットですね。
▼ギフト券売買サイト利用の流れ
【1】売買サイトのアカウントを作成
【2】本人確認のため携帯電話のSMS認証を行う
【3】ギフト券の販売価格を設定して出品
【4】売買が成立したら売却代金がアカウントの残高に反映される
【5】残高の出金申請を行う
【6】登録した口座に残高(売買代金)が振り込まれる
ネットに疎い方は出品までに少々手こずるかもしれませんが、一度覚えてしまえばなんてことはないはずです。売買サイトに用意されている「よくある質問」などを参考に頑張ってみてください。
売買サイトに出品されるAmazonギフト券の相場(販売価格)は常に変動しますが、月単位で見ると一定パターンがあります。それは、毎月1日から3日までが最も安く、10日を過ぎると徐々に販売価格が上向きに。そして20日前後にピークを迎え、月末に向けて徐々に安くなっていくというもの。
最安の相場は91%~92%で、ピークの相場は94%~96%ぐらいですね。なので、Amazonギフト券をお得に買いたい方は毎月1日~3日に購入し、少しでも高く売りたい方は20日前後に出品するのがオススメです。ちなみに、ここで言う「相場」とは、出品から2時間以内の売買が期待できる価格を意味します。
管理人がオススメする売買サイトは「amaten(アマテン)」と「Giftissue(ギフティッシュ)」です。Amazonギフト券の個人間売買のほとんどがこのいずれかで行われており、2サイト合わせて毎月10億円を超える取扱高があります。
ギフト券の売買サイトは他にもいくつかありますが、利用者数は上の2サイトに遥かに及びません。せっかく出品したのにいつまでたっても売れないのでは意味がないですよね。そういった意味でも、現状使えるサイトはこの2サイトだけです。
では、アマテンとギフティッシュでは、どちらの方がよりお得にAmazonギフト券を換金できるのか?以下より、このテーマについて考えていきます。
アマテンは、日本最大の取扱高を誇る電子ギフト券の売買サイトです。運営元のamaten株式会社は、以前はkonozama(コノザマ)というAmazonギフト券の買取サイトを運営していましたが、競合が増えてきた2014年9月頃にその事業を他業者に譲渡し、アマテンをオープンしています。
他の売買サイトより相場が安い
常時2,000点ほどのAmazonギフト券が出品されているため、その日の最安付近まで価格を下げないといつまでたっても売れません。そのうち皆が販売価格を下げるので、他の売買サイトに比べ割安なギフト券が多いという特徴があります。
購入者からすれば安くてありがたいサイトですが、出品者からすれば頭の痛い問題ですね。
アマテンの入出金には、現金だけでなく仮想通貨のビットコインやモナコインも使えます。
金券買取EXの説明でも触れたように、ギフティッシュは株式会社DAYNEEDSが運営する電子ギフト券売買サイトで、取扱高はアマテンに次ぐ2位。電子ギフト券だけでなく、従来の商品券や金券類を購入することもできますが、これらはすべてDAYNEEDS自身が出品しているもので利用者は出品できません。
万が一、購入したAmazonギフト券が詐欺などにより不正に取得されたものだった場合、アカウントに追加できたとしても、後日Amazonによってそのギフト券を無効化されることがあります。ギフティッシュでは、その場合でも購入から30日以内であれば、調査の上返金を行うという30日返金保証を行っています。
クレジットカードでも購入代金をチャージできる
2017年9月13日からはクレジットカードでも入金ができるようになりましたが、入金額の7%もの事務手数料が発生(カード決済で10,000円入金すると、カード会社からの請求額は10,700円になる)するため、当時は「なんの意味があるのだろう?」って感じでしたね。
しかし、同年10月4日に金券類の取扱いを開始したことで合点がいきました。恐らくギフティッシュは下記のような利用者の行動を狙っているのでしょう。
▼想定される利用者の行動
【1】ギフティッシュにクレジットカードで入金
【2】ギフティッシュで全国百貨店共通商品券などを購入
【3】商品券が手元に届いたら金券ショップに売却し現金化
これだけでピンとくる方もいますよね。本来、金券類をクレジットカードで購入することはできませんが、ギフティッシュを介することでそれが可能になります。そして、購入した商品券を金券ショップで売ってお金に換えれば、クレジットカード現金化の完成です。
もし、利用者がその商品券を金券買取EXに売ってくれれば、同じ商品券を再度ギフティッシュで販売できます。エコですね。
前述したように、売買サイトの利用には手数料がかかり、売却代金のすべてが出品者の手に渡るわけではありません。そして、この手数料はサイトによって異なるため、同じ販売価格で売却できたとしても出品者の手取り金額には差が出てきます。
つまり、「アマテンとギフティッシュではどちらがお得なのか?」の答えは、利用にかかる手数料を比べてみればおのずとわかります。というわけで、それぞれのスペックをチェックしてみましょう。
比較項目 | アマテン | ギフティッシュ |
---|---|---|
出品できるギフト券 | 電子ギフト券16種類 | 電子ギフト券24種類 |
購入できるギフト券 | 上と同じ | 電子ギフト券24種類と商品券や金券類21種類(郵送商品) |
販売手数料 | ギフト券額面の1.99%(税込) | ギフト券額面の2.0%(税込) |
出金手数料 | 一律499円(税込) | 一律270円(税込) |
本人確認方法 | SMS認証 | SMS認証 |
本人確認書類の提出が必要となるケース | 10,000円以上のチャージ、50,000円以上の出金をする場合(初回のみ) | 入出金口座の名義が本人でない場合など、利用状況により提出を求められることがある |
購入したギフト券が無効だった場合 | 購入から30分以内にエラー報告を行えば返金される | 購入から30分以内にエラー報告を行えば返金される |
不正ギフト券を購入し、後日無効化された場合 | 保証なし | 購入後30日間は返金される場合もある |
販売手数料はアマテンが1.99%でギフティッシュが2.0%。10,000円分の売却で1円の差が出る程度なので、大口利用でなければそれほど気にすることはないでしょう。
一方、売却代金の出金時に発生する手数料は、アマテンが499円でギフティッシュが270円。出金1回につき229円もの差がでます。これを換金率で考えると、10,000円分の売却ではアマテンの方が2.29%も換金率が下がるということ。これは大きいですね。
以上より、通常の範囲内であれば、ギフティッシュの方がお得に換金できるといえます。
一度も出金せずに230万円以上売却するならアマテンの方がお得?
販売手数料はアマテンの方が0.01%安いため、Amazonギフト券を230万円分以上売却してからチャージ残高(売却代金)を出金すれば、アマテンの方が手取り金額は多くなります。
とはいえ、一度も出金せずに300万円分売却してもギフティッシュとの差は71円だけ。その間まったく現金を動かせないことを考えると、一概にお得とは言えないでしょう。
次に、Amazonギフト券の販売価格から手数料を差し引いた「手取り金額」はいくらになるのか、またその場合の換金率は何%になるのかについて見ていきます。
販売価格はいずれも額面の93%とし、5,000円・10,000円・50,000円分のAmazonギフト券を売却した場合で比較します。計算式は下記の通り。
【手取り】= 額面 × 93% -(額面×販売手数料)- 出金手数料
【換金率】= 手取り ÷ 額面
額面 | 5,000円 手取り | 5,000円 換金率 | 10,000円 手取り | 10,000円 換金率 | 50,000円 手取り | 50,000円 換金率 |
---|---|---|---|---|---|---|
アマテン | 4,052円 | 81.03% | 8,602円 | 86.02% | 45,006円 | 90.01% |
ギフティッシュ | 4,280円 | 85.60% | 8,830円 | 88.30% | 45,230円 | 90.46% |
差額 | -229円 | -4.57% | -228円 | -2.28% | -224円 | -0.45% |
いかがですか?額面の93%で売却できたとしても、手取りで考えた実質的な換金率はこれだけ低くなってしまいます。
50,000円の売却でようやく90%を超えてきますが、先に紹介した買取業者の新規買取率は額面の90%~92%。手間ひまかかる上に換金率も低くなるのなら、売買サイトは利用しない方がいいのでしょうか?
この点についてはっきりさせるため、売買サイトと買取業者それぞれの手取り金額を比べてみます。
実質換金率の試算では、売買サイトにおけるAmazonギフト券の販売価格を「額面の93%」としましたが、これはあくまで月単位の相場。一日単位で考えると、91%まで相場が下がる日もあれば96%まで上がる日もあります。
つまり、売れるまでに何日かかっても構わないのであれば、販売価格を96%程度まで上げることができます。97%以上は難しいですね。現状だといつまでたっても売れません。
なので、今回は売買サイトにおける販売価格を91%~96%の6段階で試算し、買取業者を利用した場合の手取り金額と比べてみます。
まずは、新規申込の買取率が91%、リピーターの買取率が88%、振込手数料は無料という条件で試算した買取業者の手取り金額から見ていきます。
▼買取業者を利用した場合の手取り金額
額面 | 5,000円 | 10,000円 | 30,000円 | 50,000円 | 100,000円 |
---|---|---|---|---|---|
新規申込 | 4,550円 | 9,100円 | 27,300円 | 45,500円 | 91,000円 |
リピーター | 4,400円 | 8,800円 | 26,400円 | 44,000円 | 88,000円 |
次に、売買サイトの手取り金額と実質換金率、そして買取業者を利用した場合との差額を見てみましょう。なお、売買サイトはギフティッシュを利用すると仮定し、販売手数料は2.0%、出金手数料は270円とします。
「差額」が赤文字の場合はギフティッシュの方がマイナス、青文字の場合はギフティッシュの方がプラスになります。 そして、背景色が白のままなら買取業者、色が変わっていればギフティッシュの利用をオススメします。
▼ギフティッシュで5,000円分のAmazonギフト券を売却した場合
販売価格 | 91% | 92% | 93% | 94% | 95% | 96% |
---|---|---|---|---|---|---|
手取り | 4,180円 | 4,230円 | 4,280円 | 4,330円 | 4,380円 | 4,430円 |
換金率 | 83.60% | 84.60% | 85.60% | 86.60% | 87.60% | 88.60% |
新規差額 | -370円 | -320円 | -270円 | -220円 | -170円 | -120円 |
リピ差額 | -220円 | -170円 | -120円 | -70円 | -20円 | 30円 |
▼ギフティッシュで10,000円分のAmazonギフト券を売却した場合
販売価格 | 91% | 92% | 93% | 94% | 95% | 96% |
---|---|---|---|---|---|---|
手取り | 8,630円 | 8,730円 | 8,830円 | 8,930円 | 9,030円 | 9,130円 |
換金率 | 86.30% | 87.30% | 88.30% | 89.30% | 90.30% | 91.30% |
新規差額 | -470円 | -370円 | -270円 | -170円 | -70円 | 30円 |
リピ差額 | -170円 | -70円 | 30円 | 130円 | 230円 | 330円 |
▼ギフティッシュで30,000円分のAmazonギフト券を売却した場合
販売価格 | 91% | 92% | 93% | 94% | 95% | 96% |
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手取り | 26,430円 | 26,730円 | 27,030円 | 27,330円 | 27,630円 | 27,930円 |
換金率 | 88.10% | 89.10% | 90.10% | 91.10% | 92.10% | 93.10% |
新規差額 | -870円 | -570円 | -270円 | 30円 | 330円 | 630円 |
リピ差額 | 30円 | 330円 | 630円 | 930円 | 1,230円 | 1,530円 |
▼ギフティッシュで50,000円分のAmazonギフト券を売却した場合
販売価格 | 91% | 92% | 93% | 94% | 95% | 96% |
---|---|---|---|---|---|---|
手取り | 44,230円 | 44,730円 | 45,230円 | 45,730円 | 46,230円 | 46,730円 |
換金率 | 88.46% | 89.46% | 90.46% | 91.46% | 92.46% | 93.46% |
新規差額 | -1,270円 | -770円 | -270円 | 230円 | 730円 | 1,230円 |
リピ差額 | 230円 | 730円 | 1,230円 | 1,730円 | 2,230円 | 2,730円 |
▼ギフティッシュで100,000円分のAmazonギフト券を売却した場合
販売価格 | 91% | 92% | 93% | 94% | 95% | 96% |
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手取り | 88,730円 | 89,730円 | 90,730円 | 91,730円 | 92,730円 | 93,730円 |
換金率 | 88.73% | 89.73% | 90.73% | 91.73% | 92.73% | 93.73% |
新規差額 | -2,270円 | -1,270円 | -270円 | 730円 | 1,730円 | 2,730円 |
リピ差額 | 730円 | 1,730円 | 2,730円 | 3,730円 | 4,730円 | 5,730円 |
まず大前提として、販売価格を95%や96%に設定して出品したところで、当日中に売却できる日は月に10日もありません。相場がそこまで上がる日が少ないので。94%なら月に15日程度で93%なら20日程度、92%以下なら毎日1時間以内で売却できる(毎月1日~3日は除く)といったところかと。
ただし、この相場はあくまでギフティッシュの場合。アマテンはベースの販売価格が低いので、全体的に上記より1%程度低く見積もる必要があります。例えば、92%なら20日程度、91%以下なら毎日短時間で売却できるといった感じですね。
ちなみにここで言う相場とは、出品から2時間以内の売買が期待できる価格を意味します。大まかには、安い順に表示されるギフト券一覧の1ページ目(50件)に表示される価格と考えてください。
で、これを踏まえた上で以下のまとめに続きます。
今回は、Amazonギフト券をお得に換金する方法をテーマに、Amazonギフト券の買取業者と電子ギフト券の売買サイトについて紹介しました。「どちらがよりお得に換金できるのか?」は、当日の買取価格と売買サイトの相場によるところが大きいのですが、これまでの傾向をもとに以下のようにまとめます。
▼買取業者を利用したことのない方(新規申込の方)
・相場が最も高くなる毎月20日前後に換金する場合で、かつAmazonギフト券の総額が30,000円以上の場合のみ売買サイトを利用
・それ以外の日に換金する場合は、ギフト券の金額に関わらず買取業者を利用
▼すでに買取業者を利用している方(リピーターの方)
・当日の相場が93%以上の場合、Amazonギフト券の総額が30,000円以上なら売買サイト、それ未満なら買取業者を利用
・当日の相場が92%以下の場合、Amazonギフト券の総額が50,000円以上なら売買サイト、それ未満なら買取業者を利用
上記はあくまで当日中にAmazonギフト券を換金したい方を対象にしたもの。時間に余裕のある方は販売価格を96%に設定し、額面10,000円から売買サイトに出品してください。
▼金券ショップの利用を検討している方
「ウェブ上の取引は不安だから金券ショップをに売りに行こうかな…」と考えている方は、我慢して先に紹介した買取業者を利用してください。はっきり言って、金券ショップがウェブサイトで表示している買取率はあてにならず、店頭では全く違う買取率を提示されることもあります。
Amazonギフト券の換金方法について、「こんな場合はどうすればいいの?」といった疑問や、説明の足らない点がある場合には気軽にコメントしてください。
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